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これはワタシの皆様へのお勧め本。


ビジネス社ってとこから1000円で出てる。

そもそも伊勢神宮って何?
遷宮って?
あの辺は何があるの?
簡単に、でもちゃんと分かりたいんだけど?
ついでに観光案内も欲しいわー
で、かさばるの嫌やん、な欲張りな方にぴったりよww

遷宮ってさ、20年目だけなにかあるわけでもないの。
毎年何かしてるっちゃしてるのよ。


来年は伊勢神宮が20年に一度の式年遷宮になります。

神宮には、内宮・外宮と2つありまして、
内宮に天照大神、外宮に豊受大神をお祀りしております。

その内宮・外宮の御敷地(みしきち)内に建つ、
正宮と御装束神宝(全1576点)を新しく調え直す儀式ですねん。



単純に考えたら、お金の無駄になるんでしょうけど、
思想的な考え方が一つ。
神道では清浄であることが大切であり、
その為に20年ごとに建てなおすとゆーこと。

もう一つ。
技術の継承。
今、日本全国を見てください。
古くからの技術が絶えて久しいものもありますよね?
後継者不足なんて、職人さんの世界だけじゃない。
どの職業にも言えます。

だけど20年に一度全部作り直すのを続けていたとしたら?

最初若い弟子だった人が、20年後は中心となって働いているでしょう。
さらに20年後は、蓄えた知識と技術を残すことができます。


最初、伊勢にやっと神宮が建った頃(各地を転々としていたのですねー)
遷宮はありませんでした。
約1300年前に天武天皇が決めて、次の持統天皇の時から始まりました。

もし遷宮とゆー行事が無かったら、
その時の装身具や太刀の作り方を、今再現するって出来たでしょうか?

修理くらいは出来たかもしれません。
でも、いかにも現代の技術で付け足しましたって感じだったかも。

遷宮で出た廃材(とか言ってはいけないのだが)や、
その御装束神宝は、他の神社さんに下賜になるので、
無駄になってないのよ。


そう考えると、ものすごいコストをかけて、
1300年前の技術をそのまま残し続けているわけよ。
しかも伊勢でだけじゃない。
日本全国の職人さん達が、ですよ。

千吉は先日東京大神宮に参りまして、
その際無料リーフレットの類はガッソリ貰ってきた中で、
伊勢神宮の広報新聞「いせびと ニュース」に、刀匠さんのお話が。

太刀だけで60柄の数があるんですって。
でさ、日本刀と違う昔の太刀って反りのない直刃じゃん。


日本刀の職人さんも少ないのに、今回は18人の職人さんで拵えたんですって。
凄いことだわ。
とゆうか、ありがたいことだわ。

模造刀なら型にはめてポンと抜けば良いだろうけど、
奈良時代前の太刀と同じものを作れるのよー

出来上がった太刀を、
昔通りの外側の形に飾る人がまた別にいるんだろうけどね。



むむん。


新聞には、他に「御白石持行事」の事が書いてあった。
これは遷宮のある年にやる行事の一つなのは知ってたんだけど、
具体的にどんな事をやるのか知らんかった。

神宮の神域に暮らす人たちが、
河原で一個一個、白い石を探して拾ってくるんですって。
それを正殿の庭一面を埋め尽くすんですって。

き、気が遠くなるよね…
だって上空から撮影した写真を見ると、
庭は真っ白なんだよー



本当に沢山の人の手がかかってる。
お金だけじゃなくてね。
思いも、だよね。

20年に1回の遷宮。次は40年後…



来年…行っとく?
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