福島へ一泊二日のバス旅行 その４

お昼をいただきまして(食べ物は別の記事にまとめます)
自由行動で、博物館がある公園です。

震災後に、個人宅で思ってもみなかったお宝などが見つかったり、
維持管理できなくなった書画骨董などが、市の博物館に寄贈や委託されたそうで、
そちらを集めて企画展として展示されていました。

それ以外にも、常設展として新石器時代からの出土品なども展示してありました。

個人的には浮世絵が好きなので、ま
さかこんなゆっくりと歌川国定が見られるとは！とｗ
(状態がかなり悪いものもありましたが、有るというだけで貴重だと思います)


時間があったので公園内を散策。
関連性が湧かなかったのですが、ウェディングドレスで有名な桂由美さんの碑があり、
「恋の道」などと書かれた、小さな場所がありまして、歌碑などを。

3つ写真に収めることができましたが、この↑歌碑が一番色っぽく切ないと思います。

「あなたの美しく黒い髪は　今宵もわたくしの居ない床におかれたまま眠るのだろう」








　

関東ではもう終わった名残の萩が、まだ残っていました。



太鼓橋の前でコスプレイヤーの撮影を発見。
実はこの真ん中を「ちょっとすいませーん」と歩いているので、こそっとチェック。
スクールバックがあったので、中高生らしい。
白い着物の人はたぶん「九尾の狐」ですｗ
尻尾がたくさん生えていましたっ。　重そうだったです。



最後の目的地。
国の名勝に指定されている、須賀川牡丹園。

もちろん牡丹は5月上旬の花なので…
この時期は何も無いわけで。
でも一生懸命市の職員の方が「冬牡丹」を探してくださいました。
(もう散っていた…)

わたしは小さく見える、アヒルさんたちと遊びたかったけんど。
「花が咲いてなくてすいません」と謝られてもー
こんなに誠心誠意みなさまが優しく、気を使ってくださって、
「楽しんでいただこう」と心をつくしてくださって、
こちらが申し訳ない気持ちでいっぱいですから。


「じゃ、じゃぁ公園の池の周りを一周しましょう」





「おお、常世の長鳴き鳥！！」
(にわとり？と言わないあたりがマニアック)

後ろに居る、おっさんか、大黒さまみたいなのがアメノウズメですな。
太陽の復活を告げる鶏と、太陽の復活を促すアメノウズメ。

アマテラスが岩戸に隠れてしまった時に、
常世の長鳴き鳥を集めて鳴かせ、
おっぱいと女陰を丸出しで、ドンドコドンドコと踊ったのが、アメノウズメでござんす。








鉄という素材を使って、大きなボタンの株が再現されている。










このあと、4時間半ほどかかって、新宿まで帰ることになりました。

今回は一泊二日という非常に短い時間内でありましたが、
ものすごく充実して、岩瀬地方の名所を回らせていただき「感謝」という言葉でしか、
このたびの良さをお伝えすることしかできません。

何か高尚な思想を胸に参加したわけでもなく、
ただただ「こんなに良い機会もあるまい」とだけで、
ずうずうしくも楽しませていただいたわけでございます。

それなのに行く先行く先で、皆さますべて優しく気を使っていただき、
過分なもてなしをして頂きました事を、感謝したします。

素人の撮影で、甚だ不出来ではございますが、
後日、全ての写真を主催していただいた自治体に提供させていただくことで、
少しでも復興の一助となれれば幸いと存じます。